マテリアルリサイクルセンターは、市町村から一般廃棄物として排出される粗大ごみや資源ごみなどを、効率的に破砕・選別する施設です。
近年、社会全体での環境問題に対する関心の高まりや各種法整備などにより、アルミ・鉄、ペットボトル、プラスチックなどに挙げられる使用済み資源の再資源化が推進されてきました。これに伴い、リサイクルセンターが果たす役割の重要性も高まり続けています。
当社リサイクルセンターは、高まり続ける社会からのニーズに応え「循環型社会」の実現に貢献いたします。
1962年のばい煙規制法を皮切りに、日本では様々な環境問題対策に関する法規制が発行されてきました。
特に2000年に公布された「循環型社会形成推進基本法」では、これまでの「大量生産・大量消費・大量廃棄」型の社会から「循環型社会」への転換が明記され、3R(リデュース(ごみの発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再資源化・再生利用))の推進が掲げられました。
リサイクルには「マテリアルリサイクル(廃棄物を素材・原材料として再利用)」「ケミカルリサイクル(廃棄物を他の物質に変えて再利用)」「サーマルリサイクル(廃棄物焼却の際に発生する熱エネルギーを再利用)」の3種類のリサイクル方法が存在し、このうち「マテリアルリサイクル」は他のリサイクル法と比較してリサイクルの際に消費するエネルギー量が少ないことから、最も効果的なリサイクル法であるといえます。
当社が納入している機器は、このうちマテリアルリサイクルのための前処理設備です。
不純物の混入を抑え適切に分類することによって、マテリアルリサイクルの効果を最大限に高めます。
家具、家電、廃材などの大型のごみを破砕、選別します。選別された有価物(鉄、アルミ)は再生利用され、可燃ごみは焼却処理、不燃ごみは最終処分場で処理されます。
様々な素材が入り混じった状態の缶類をアルミ、スチールなど素材ごとに選別します。
その後運搬しやすい形(四角形)に圧縮成型し、再生処理を行う施設へと運搬します。
ペットボトルを構成する素材(ペットボトル本体:PET、キャップ類:PP、PE)ごとに選別します。
選別後は圧縮梱包加工をし、専門業者へと引き渡されます。
梱包材、各種ラベルなど様々な形状・素材のプラスチックを選別後は圧縮梱包加工をし、専門業者へと引き渡されます。
ビン、ガラスを色毎に手選別し、専門業者へと引き渡されます。