当社では主にごみ焼却施設などに向け「熱交換器」の設計~機器製造~納入・据付までを行っております。
熱交換器は、ごみ焼却によって発生する高温の排ガスから熱エネルギーを回収するための設備です。廃棄物焼却の際に発生する熱エネルギーを再利用することを「サーマルリサイクル」といい、熱交換器は「サーマルリサイクル」を行うための機器であるといえます。
熱交換器で回収した熱エネルギーは周辺地域への温水供給の他、ごみ燃焼空気としての再利用・排ガス処理後気体放出時の白煙防止への活用など、様々な用途で活用されています。
当社熱交換器は豊富な納入実績と技術力によって、環境問題に果敢に挑み続けます。
上図はプレート式熱交換器内部構造です。
クランクシャフトに装着されたスクレーパが搖動することによりダスト付着を防止します。
プレート式熱交換器内部点検
チューブ式熱交換器は、熱交換器として比較的廉価で製造が可能なため、様々な分野で広く採用されています。
当社では、ガス×ガス(気体×気体)タイプの熱交換器に対応しており、気体性状に応じた最適な材料の選定及び製作を行うことができます。
チューブ式熱交換器
下の画像は、チューブ式熱交換器とプレート式熱交換器におけるダスト体積量の比較です。
上部管板
下部管板
チューブ式熱交換器ではチューブ周りにダストが堆積し続け、チューブ閉塞の原因となります。
ダスト除去装置上部駆動部
伝達ブロック最上部
他方プレート式熱交換器では、プレート間にダスト掻出装置(スクレーパ)を設置することにより定期的にダストを排出し、ダストによる閉塞を防止しています。
またプレート式はチューブ式と比較して空気孔間のスペースが狭く、ダストが体積する場所の面積が少ないといった特徴もあります。